【4】財務面からみた実現可能性
A 設備投資に伴う目標売上高の検討
(1)設備投資前の損益分岐点
B社の本件設備投資前の費用に占める固定費(売上高の増減にかかわりなく、一定期間の総額が変化しない費用。人件費、減価償却費、支払金利など)は売上高に対して、約29.3%となっている。
一方、変動費(売上高の増減に応じて、一定期間の総額が比例的に増減する費用。材料費、外注費など)の売上高比率(変動費率)は約70.0%である。これより、現在の損益分岐点を表したものか下記のグラフであり、現在の損益分岐点比率(損益分岐点が実際の売上高に対してどのレベルにあるかを表したもの)は、約97.9%となっている。
B 社損益分岐点グラフ(設備投資前)
(2)設備投資に伴う必要売上増加高
設備投資額400百万円(うち300百万円を借入依存)
本件設備投資による固定費の増加分
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